2020年4月25日に公開された「Better Days Comin’ – All-Star」。
新型コロナウイルスの流行によって、世界中で外出制限が余儀なくされ、ほとんどのアーティストがライブや創作活動が行えない状況になりました。

そんな中、キップが4月15日に「みんな!一緒にBetter Days Comin’を歌おう。ビデオに撮って送ってくれ」とSNSで呼びかけました。

ファンと一緒に歌うビデオ制作の企画なのかな…と思いきや、著名アーティストも参加しての大セッションに!

この「ごらんよ、世界のどこにでもより良き時がくるはず 君のサウンドが聞こえたら より良い時になるんだ」と歌う「Better Days Comin’」は、苦難の時でも音楽を演奏すれば、聞けばきっとよくなるというコンセプトです。そして、レブ主導で作られた曲でした。

アルバム「Better Days Comin’」のデラックス・エディションのDVDに収録されているメイキング・ビデオを見ると、冒頭のメロディをレブがピアノを弾きながら思いつき、自分でベースを弾いてリフを形作っていきました。70年代ヒッピーの雰囲気の曲。レブがピアノでメロディを作りながらキップがアコギで合わせていきました。

bdc

ジョンは、この原型を聞いて、70年代のファンクっぽいパーティ・ソングがWingerから出るなんて、とびっくりしたそうです。

このメイキングではキップが詩を作る様子も、歌い方をレブが細かく指導する場面もあり、キップが「うわ、すごくポジティブでいいな!」とノリノリになったり。2人のアイデアがどんどん形になっていく様子がよくわかります(昔から変わらないね…)。

今回のAll-Starで大合唱になったサビの「Wow Yeah」は、最初「Wow~」だけだったのを、レブが「ここはWow Yeahでしょ」と言って変えていったり。

ロッドは「細かいところでのニュアンスが大事で、すごくいいものになると思う」と言いながら、ドラムを練っていたようです。

この曲のポジティブなヴァイヴは、歌詞にもメロディにもあふれていますが、ファンキーなリズムが作り出しているところもあって、そういうリズムはレブの得意技でもあります。

ぜひ、デラックス・エディションをお持ちの方は、見てみてください!